木曾山林資料館

                   

[この題字は演習林管理棟の入口に掲げてある館銘板の文字から起こしたものである。木曽町開田高原在住の椙本清美氏の揮毫による。]

木曾山林資料館2014.5.24OPEN

TEL.0264-22-2007 

〒397-8567 長野県木曽郡木曽町新開4236 木曽青峰高校新開キャンパス内

平成30年度(2018) 資料館を再開しました

平成30年度(2018) 資料館を再開しました

 2018年4月、木曾山林資料館は5年目の公開を始めました。  今年も相変わらず毎週木曜日のみ一般公開をします。週1日という限定した開館で皆さまにはご迷惑をおかけしますが、よろしくご理解のほどお願いします。  なお、都合により木曜以外の日に木曽へ行くので、そのときに是非寄りたいというご希望の方につきましては、下記にご連絡してみてください。ご希望に添えるかどうか検討します。    *連絡先:090-1546-6100 山口 登  ところで、今年のオープンにつきましては、二つのトピックスがあります。 ◎第一のトピックスは、昨年6月に長野県で行われた「全国植樹祭」で、天皇皇后両陛下が記念植樹されたときの鍬(クワ)が、県のご配慮により木曽青峰高校で保管することとなり、当資料館の第一展示室に展示をしました。  実はこの鍬は青峰高校のインテリア科において先生・生徒らが、木曽ヒノキを材料にして心をこめて制作したものです。それが役目を終わって里帰りしたということです。 ◎第二のトピックスは、「中畑文庫」の公開です。  当資料館には、中部森林管理局はじめ各方面から寄贈された林業関係の図書が2,000冊ほどあります。そこに、今回新たに558冊の図書が加わることになりました。寄贈者は木曽山林高校OBの中畑孝史さん(第77回・昭和55年卒業)です。  中畑さんは卒業後、長野営林局に就職。その後長野営林局は中部森林管理局と変わりましたが、林業一筋に仕事に励み昨年3月末退職されました。その間、治山・林道を中心にいろいろな分野の仕事を担当し、熱心に勉強を重ね、気がついたら500冊を越える林業関係の図書で部屋がいっぱいになっていたのです。 それらの書籍をすべて当資料館に寄贈していただけることになり、他の図書とは別に「中畑文庫」と名づけてまとめて配架し、昨秋、自身でそれらを整理して分類し、このたび登録も済ませ、ラベルも貼って公開するところまで漕ぎつけた次第です。 これらの図書は、林業関係の参考図書として青峰高校森林環境科の生徒の学習に役立ててもらうとともに、一人の林業技術者が数十年にわたって辿った足跡を改めて見直すことができる貴重な資料であろうと考えています。  二つのトピックスは、今年度のスタートを飾るにふさわしい展示となりました。どうか、ご来館の上、じっくりとご覧いただきたく思います。

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