今秋の紅葉は猛暑の影響なのか遅れ気味で、資料館の眼前の演習林はようやく緑一色から少し色のついたものがチラチラするようになってきました。
さて、今日のブログは「展示物の紹介」シリーズなのですが、まだ展示したことがないものです。書庫のダンボールの中に眠っていました。
校歌は学校のスタートよりも10年以上遅れて、大正3年6月に誕生しました。戦後も同じ校歌をごく1部歌詞を変更しただけで歌い継がれています。
きょう紹介するのは2点あります。一つは95周年記念にあたって作成したCDで、東京混声合唱団に歌ってもらったものです。もうひとつは、昭和36年に録音したレコード盤で、山林高校のOBでもその頃在校していた人以外はほとんど知らないでしょう。
歌っているのは、当時の在校生の有志で結成した「山林合唱団」の面々です。指導されているのは音楽の小宮山載子先生です。小宮山先生は木曽東高校が本務で、山林高校には週1日だけ講師として来ていただいていました。(そこで蛇足ですが、当時、福島町にはまだ木曽山林・木曽西・木曽東の3校がそろっていた時代でした。そして、3校の有志教員による「サボテンコーラス」というサークルがあったのです。載子先生のご主人の小宮山東(あずま)先生が代表で、サボテンというのは、いつも10人くらいサボって来ないからつけられた名前だそうです。各高校の文化祭には必ず出演して喝采を浴びたものです。古き良き時代でした。蛇足おわり)
とんでもない脱線ブログになってしまいましたが、学校をめぐるエピソードは後がつきません。
レコード盤の校歌(1:09)です。音量に注意してください。