新型コロナウィルス感染防止のため休館が続いていましたが、ようやく再開となり「資料館の日常」がもじ通り始まりました。
今日のテーマは箱づくりです。資料館で扱う文書類を保管するための箱で、中性紙を使った箱です。桐(きり)の箱が一番いいのですが、高価ですし、扱いが厄介になりますので、中性紙のボール紙を特別に注文して、そこに見本の箱をばらして設計図を描きました。これには木曽青峰高校インテリア科の高木先生がCADを使って見事な図面を描いてくれました。
それをカッターナイフで丁寧に切り出し、折り曲げる位置の線に沿って折り目を入れ、定規を当てながらピシッと折ります。あとは組み立てですが、大変な手間がかかります。
下の箱と上の箱、二つを作って底板の紙を入れれば完成です。
書類を入れて、乾燥剤と防虫剤をさりげなく入れれば、当分の間ほうっておいても文書はシャキッとしています。
地味ですが、これも資料館の大切な仕事の一つです。