木曾山林資料館

                   

[この題字は演習林管理棟の入口に掲げてある館銘板の文字から起こしたものである。木曽町開田高原在住の椙本清美氏の揮毫による。]

木曾山林資料館2014.5.24OPEN

TEL.0264-22-2007 

〒397-8567 長野県木曽郡木曽町新開4236 木曽青峰高校新開キャンパス内

展示物の紹介(その3)

展示物の紹介(その3)

当館所蔵の膨大な標本の中から、選りすぐった逸品を紹介するシリーズの第3回です。

きょうは、明治43年3月に『岐蘇校友 11号』に「校友諸君に望む」と題して、江畑第2代校長が「林業・林学の教授用資料を収集して母校に送ってほしい」と檄を飛ばしたことに応えて送られてきた朝鮮・鴨緑江産の「材鑑」を紹介しましょう。

送り主は、明治38年・第4回卒業生の大島角蔵氏です。彼は卒業と同時に朝鮮総督府に就職、鴨緑江に近い咸茂山営林廠(署)で働いていました。『岐蘇校友』はそこにも送られて行きました。
そして仕事の合間に周辺の森林の樹木の中から16種を選んで、端材から40×22×120ミリメートルの標本を切り出し、それを納める箱も作って母校に寄贈したのです。江畑校長の要請からわずか4ヶ月後の明治43年7月のことでした。

こうして、大勢の卒業生から植物標本や木材標本、さらに森林や伐木運材作業等の写真まで、さまざまなものが学校に送られてきました。最終的には、大正元年に移転新築された校舎の「林業標本室」に展示され、100年以上にわたって在校生の授業に使われてきました。
現在の「木曾山林資料館」は、その標本室を核にしてつくられたのです。
是非、来館してじっくりと見ていただきたいと思っています。

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