今日は木曾山林学校の初期の頃の様子を紹介しようと思います。
木曾山林学校は明治34年4月に開校しました。その時は西筑摩郡の高等小学校の旧校舎を使用して授業が始まりました。その後、郡立から県立に移行し、新しい校舎の建設がはじまりました。
新校舎は、旧福島町から旧新開村の現在地に移し、大正2年10月20日盛大に落成式がおこなわれました。画像は新旧校舎の写真で、ほかに校舎内部・実習風景・初代~3代校長肖像・生徒及び職員・第1~10回卒業生の写真等が掲載されています。
この2冊の写真帳は、芦沢正三元校医と卒業生の甲田林氏(第7回・明治43年卒)から寄贈されたものです。
きょう、たまたま埼玉県から、中山道を何回かに分けて歩かれているという方が資料館に立ち寄られましたが、義理のお父さんが1年前に92歳でお亡くなり、そのお父さんが木曾山林学校の卒業生なので、どんなところで青春を過ごしたのか見てみたいという思いもあって来られたそうです。
お父さんは昭和18年12月の卒業ですから、「この写真帳に出ている校舎と寄宿舎で学んでいたのですよ」とお話しました。
生前にもっと昔のことをいろいろ聞いておけばよかったなとおしゃって帰られました。