このブログの今年のタイトルは「資料館の日常」です。
毎週、木曜日に数人のスタッフで清掃や、所蔵資料の整理・研究等を行っていますが、きょうも、その日常の業務として、コロナ関連で開館と同時に、消毒剤をしませた布で階段の手すりやドアノブ等の消毒をしているときに、地元の3人連れの家族の方が来館されました。コロナの問題が出てからは学校関係者の来館はありますが、一般の方はほとんどお見えにならなかったので、当館としては嬉しく、ご案内をしました。
来館された動機は、8月1日に発行された『市民タイムス』(松本の市民タイムス社発行)で「旧木曽山林校舎解体へ」という記事を読まれて、解体される前に一度見ておきたいということでした。
木曾山林資料館はたしかに木曽山林高校に由来する、林業に関する資料が展示されていますが、解体されるのは耐震性がないと判定された昭和38年に建てられた古い本館と管理棟が中心で、それ以外の木曽青峰高校が現在も使用している実習棟や、信州木曽高等看護学校は大丈夫です。
木曽山林のOBの皆さんも、ぜひ、懐かしい母校へ一度お出かけください。うっそうとした樹木に囲まれた黒川の、清流の音に耳を傾ける、そんな非日常を久しぶりに味わってみませんか。