木曾山林資料館

                   

[この題字は演習林管理棟の入口に掲げてある館銘板の文字から起こしたものである。木曽町開田高原在住の椙本清美氏の揮毫による。]

木曾山林資料館2014.5.24OPEN

TEL.0264-22-2007 

〒397-8567 長野県木曽郡木曽町新開4236 木曽青峰高校新開キャンパス内

今週の来館者

今週の来館者

6月の中旬は、アポをとってグループで来館された方が3組ありました。資料館を運営している我々スタッフとしては嬉しいことでした。

最初は農業高校生のグループです。長野県の中信地方の南安曇農業高校・塩尻志学館高校・そして地元の木曽青峰高校の農業クラブの役員をされている生徒さんと引率の先生方13名でした。総会を終えた後の研修で、木曾山林資料館の100年くらいにわたる林業教育にかかわる展示を見て、そのあと演習林にも足を伸ばしました。
青峰高校生が毎年すこしづつ距離を伸ばしながら設置しているモノレールを見学し、樹木としては明るい緑色の葉を輝かせているカツラを憶えてもらいました。新緑の森の、木漏れ日を体に感じながらリラックスした散策を楽しんでもらえました。

続いて翌日は名古屋大学大学院「環境学研究科」の院生と先生方13名が資料館を訪れてくれました。
毎年、いろいろな地域に出掛けて、その地域の活性化に役立つ提言ができないかどうかのアイディア探しの視察で木曽町を訪れたということです。
資料館のモノを見て、説明に耳を傾けていただけましたが、ご自身の興味から触発されるいろいろな質問が飛び出して、最終的にどんな提言が出てくるのか楽しみです。

次の週にはまことに珍しいグループの方が8名来館されました。「金光教」の教会の青年の方々で、明治時代の末と大正の初めに金光教の教団が、木曽から教団の建物を建てるためにヒノキを買い付けた、という記録が残っているそうで、その現地を見て何か情報が得られないかということで来られたのです。当館のホームページを見て、林業に関係ありということで事前に連絡をとってお見えになりました。
まず、上松町荻原の鹿島神社に詣で、明治41年に787本のヒノキを買い付けたという神社の裏山をみて、古い苔むした大きな切株を確認されたそうです。続いて上松駅の貯木場を見に行きましたが、これは現在は工場や老人保健施設などに変わっていて空振りでした。3万本のヒノキを貨車で運んだという信じられないようなことが当時あったのです。貯木場はなくなってしまっていることは予想していましたので、大正時代の上松駅の貯木場の古い写真を用意しておいて見ていただきました。
いずれにしても、自分たちの教団の歴史のひとコマを尋ねて、はるばる遠方からお出でになる熱意には頭がさがりました。

当館のホームページが縁で、われわれも知らない古い時代の木曽の林業の一端に気づかせてもらったことに感謝したいと思います。以上、充実したこの1週間の資料館の動きをご報告させていただきます。

«