木曾山林資料館

                   

[この題字は演習林管理棟の入口に掲げてある館銘板の文字から起こしたものである。木曽町開田高原在住の椙本清美氏の揮毫による。]

木曾山林資料館2014.5.24OPEN

TEL.0264-22-2007 

〒397-8567 長野県木曽郡木曽町新開4236 木曽青峰高校新開キャンパス内

除湿機の除湿機能を自動化しました

除湿機の除湿機能を自動化しました

 木曽も猛暑が続いています。セミの鳴き声が爽やかというよりは暑さをかきたてるように感じられます。
 きょうのブログは「資料館の日常」というよりは、「異常」への対処の話をしようと思います。

 今年のツユは長引いて7月下旬までよく雨が降りました。資料館としての気がかりな環境要素は「湿気(しっけ)」です。もともとはインテリア科の実習棟ですから、エアコンは入っていません。資料館に切り替えるときに、何とか家庭用除湿機を4台購入したのですが、家庭用ですから18リットル水が貯まると自動的に機械はストップしてしまいます。今年のツユは、朝、貯まっている水を捨てても昼ご飯が終るころにはまた一杯になってしまいました。それでも職員が出勤しているときは1日2~3回捨てれば済みますが、週1日の開館ですから残りの6日間は一度一杯になって機械がストップしてしまえば、あとは全く除湿機能は働かないのです。

 これには困りました。そこで使用説明書をよくよく見たら、ホースで水を外に出せば連続使用が可能なことがわかりました。
 流しのある部屋は、流しのそばに除湿機を置いてホースをつければ解決ですが、第一展示室は大きな多目的教室ですから流しはありません。そこで、写真のように除湿機をワゴンの上に載せ、窓からホースを使って水を外に出せるように工夫しました。普段、人がいないときにも引き戸のスキ間からホースを出せるように、ホースの着脱器具(園芸用)をかませて、簡単にセットできるようにしました。

 これで一件落着です。来年のツユも安心ですし、冬季休館中もしっかり湿度コントロールできると思います。今年の異常なツユが快適な日常を生むキッカケになりました。
(除湿機のスイッチは、展示室は60パーセント、収蔵庫だけは55パーセントにセットしてあります。)

 

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