木曾山林資料館

                   

[この題字は演習林管理棟の入口に掲げてある館銘板の文字から起こしたものである。木曽町開田高原在住の椙本清美氏の揮毫による。]

木曾山林資料館2014.5.24OPEN

TEL.0264-22-2007 

〒397-8567 長野県木曽郡木曽町新開4236 木曽青峰高校新開キャンパス内

ニュース

7月9日は大雨の為、臨時休館します

梅雨前線が停滞している影響で、長野県内に一時大雨特別警報が発令されました。
8日現在JR中央西線の塩尻―中津川間は運転を見合わせ、町内数か所で町道の通行止めが発生し、町営バスは全線運休しています。
今後も大雨への警戒が必要であり、7月9日は臨時休館とします。

5月21日から再開します

青峰高校が16日から分散登校、23日から授業再開になるので、
当館も5月21日(木)から再開します。
これまでどおり、毎週木曜日、9:30~16:00の開館です。

臨時休館のお知らせ

感染対策強化期間に対応した県立学校の臨時休業の実施に併せて、
当館も当面の間、休館します。
再開する場合は、ホームページでお知らせします。

ホームページ更新のお知らせ

ご挨拶ページに2020年度挨拶を掲載しました。

木曾山林資料館研究紀要第1号を公開しました。

2020年資料館の再開と新型コロナウイルス感染症対策について

4月2日より開館しますが、 資料館スタッフ及び来館者の皆様は、新型コロナウイルスに感染しないようにするため、手洗い、咳エチケットを徹底し、人が接近しないようにしましょう。館内の感染対策として、窓を開けて室内の換気、ドアノブ・手すり等の拭き取りを定期的に行います。
情勢によって閉館とする場合は、ホームページでお知らせします。

御料館開館5周年記念講演会・イベントのお知らせ

別紙チラシのとおり、御料館で講演会と山林資料展が企画されています。
木曾山林資料館では、「御料林と木曾山林学校」をテーマとして、帝室林野局技師による講義、小川・瀬戸川御料林の視察、城山御料林での実習などを当時の資料やパネルで展示します。

 

来週、8月29日(木)ですが、資料館は15時に閉めます。

木曽でも蒸し暑い日が続いていますが、山仕事に励んでいらっしゃる方々はなおのこと、汗にまみれていることでしょう。
さて、木曾山林資料館ですが、タイトルに表示しましたように来週8月29(木)の定例の公開日は、都合により午後3時に閉めさせていただきますので、来館を予定されている方には申し訳ありませんが、ご了承ください。

次の9月5日からは、毎週木曜日、平常どおり 朝9:30から16:00に公開します。

8月15日、お盆の中日ですが、資料館は開館します。

長いツユが明けたとおもったら、今度は連日の猛暑です。ホームページをいつもご覧くださっている皆様方、お元気にされていますでしょうか。
さて、資料館は毎週木曜日のみ開館という制約のもと、皆様方にご迷惑をおかけしていますが、今年はお盆の中日・8月15日がちょうど木曜日にあたりました。木曽へ帰省されている山林高校OB・OGの皆さん、この機会にご家族連れで是非、資料館へお越しください。

エアコンはありませんが、黒川沿いに下りてくる山の風と、冷えたほうじ茶がお待ちしています。

以上、ニュースの番外編です。

今週の来館者

6月の中旬は、アポをとってグループで来館された方が3組ありました。資料館を運営している我々スタッフとしては嬉しいことでした。

最初は農業高校生のグループです。長野県の中信地方の南安曇農業高校・塩尻志学館高校・そして地元の木曽青峰高校の農業クラブの役員をされている生徒さんと引率の先生方13名でした。総会を終えた後の研修で、木曾山林資料館の100年くらいにわたる林業教育にかかわる展示を見て、そのあと演習林にも足を伸ばしました。
青峰高校生が毎年すこしづつ距離を伸ばしながら設置しているモノレールを見学し、樹木としては明るい緑色の葉を輝かせているカツラを憶えてもらいました。新緑の森の、木漏れ日を体に感じながらリラックスした散策を楽しんでもらえました。

続いて翌日は名古屋大学大学院「環境学研究科」の院生と先生方13名が資料館を訪れてくれました。
毎年、いろいろな地域に出掛けて、その地域の活性化に役立つ提言ができないかどうかのアイディア探しの視察で木曽町を訪れたということです。
資料館のモノを見て、説明に耳を傾けていただけましたが、ご自身の興味から触発されるいろいろな質問が飛び出して、最終的にどんな提言が出てくるのか楽しみです。

次の週にはまことに珍しいグループの方が8名来館されました。「金光教」の教会の青年の方々で、明治時代の末と大正の初めに金光教の教団が、木曽から教団の建物を建てるためにヒノキを買い付けた、という記録が残っているそうで、その現地を見て何か情報が得られないかということで来られたのです。当館のホームページを見て、林業に関係ありということで事前に連絡をとってお見えになりました。
まず、上松町荻原の鹿島神社に詣で、明治41年に787本のヒノキを買い付けたという神社の裏山をみて、古い苔むした大きな切株を確認されたそうです。続いて上松駅の貯木場を見に行きましたが、これは現在は工場や老人保健施設などに変わっていて空振りでした。3万本のヒノキを貨車で運んだという信じられないようなことが当時あったのです。貯木場はなくなってしまっていることは予想していましたので、大正時代の上松駅の貯木場の古い写真を用意しておいて見ていただきました。
いずれにしても、自分たちの教団の歴史のひとコマを尋ねて、はるばる遠方からお出でになる熱意には頭がさがりました。

当館のホームページが縁で、われわれも知らない古い時代の木曽の林業の一端に気づかせてもらったことに感謝したいと思います。以上、充実したこの1週間の資料館の動きをご報告させていただきます。