先週(11/7)のブログで、木曽の秋はすでに終わったと書きましたが、“どっこい”植物たちはじっくりと寒気を待っていました。
木曽のケヤキなど大きな木は、すでに濁ったチョコレート色になっていますが、カエデやツツジ等の小さめの木は、色鮮やかに変身していました。平年より2週間遅れの紅葉です。
この写真は、校門から5mほど奥のオオモミジの木です。普段は全く目に入らないような木なのですが、きょうは「私がトップモデルよ!」と言いたげに輝いていました。
左にある“どでかい”石の校名碑は、木曽山林高校が閉校になっても、なお長くここにその存在を示すように立っています。
例年なら、今頃は秋まっさかりなのですが、今年は紅葉を素通りしてごげちゃ色のくすんだ木々ばかりです。
信州は雨の多い秋でした。災害も発生して落ち着かない日々が続いています。
今年の木曽谷の紅葉は、例年より10日くらい遅れているようですし、人によっては紅葉しないで葉が落ちてしまっているという見方をしています。どちらかというと、町場の公園の木々は色づき始めているのに、山の木々は黒緑色のままという感じです。
今年の紅葉前線はまだまだ長野県には降りてきません。
今年の秋はどこへいったのだろうという会話が交わされるほど秋の訪れは足踏みしています。
今、木曽谷は御嶽海の2度目の優勝という快挙に沸いています。役場や学校や、商店の軒先にも「優勝おめでとう!」の懸垂幕が下げられています。
ところで、もう1枚の画像をご覧ください。
2014年(平成26年)9月27日に突然噴火し、死者・行方不明者63名という戦後最大の被災者をだした御嶽山の噴火から5年の年月が過ぎました。あのとき御嶽山に登っていて命からがら生還された方・被災された方のご家族の皆さん・救助に当たられた地元町村の関係者の方々にとっては、長くもあり短くも感じられる5年間であったと推察いたします。
湿度もグングン下がって、爽やかな天候となりました。
今日は秋雨前線の動きが少し予報を外れて、まあまあの天気になりました。